10月31日(木)19時〜、横川公民館にてきりしまSwitch横川未来研究室第4講〜理想の未来を描く〜を開催しました。
まずは前回第3講のおさらいから。
グループで話し合いながら出した「横川のまちの良いところ・課題」そして「課題の構造(原因の関連性))」。
後日、全グループで話されたことを事務局側で整理し、資料にまとめました。
こうしてみると、「一つの課題だと思っていたことは、実はいくつもの原因が関係しあっているんだなぁ」と改めて実感しますね…
10年後の横川の姿は?理想は?
今回もグループで話し合いながら会を進めました。
まず最初は、「10年後の横川を取り巻く環境、どうなっている?」というテーマ。
横川での子育て・仕事環境・交通など…6つのテーマにわかれてグループを作り、それぞれのテーマに関する10年後の姿を考えました。
その後、「じゃあ、どんな姿が10年後の理想かな?」と視点を変えて、横川の理想の未来を話し合いました。
こちらは<横川での仕事環境>グループのメモ。
きっと10年後は、、、
- どんな仕事でもAIの技術が関わってくるよね
- テレワークももっと進むかも
- 横川は更に高齢化率が上がって、人手不足になるんじゃないか…
- 外国人労働者が横川にも住むようになるかも
- 仕事と介護の両立問題、介護職の需要増加
- 若手が農家を注がなければ続けられない…
などなど、良いことも悪いことも、現実的な話がたくさん出てきました。
人手不足が深刻化するという話あたりから、このままの10年後を考えると胸が苦しくなる場面も…
「なんとかしなければ…」という想いが広がります。
「じゃあ、横川の仕事環境はどんな姿が理想なんだろう?」
- テレワークの技術で在宅で仕事ができる
- 育児や両親の介護と仕事を両立できる
- 横川で働く外国人たちが、休日は横川の街を散策しながら楽しんでいる
- AI技術を搭載したトラクターやドローンなどで、経験の浅い若手でも農業を継ぐことができる
- 在宅で仕事しつつ、家庭のこととちょっとした農業を兼任できるといいよね!
などなど、最新技術をうまく取り入れつつ、今の横川の良いところはそのまま活かしたいという話になりました。
子育てや交通、観光など、他のテーマの10年後について考えていたグループも同様に、技術をうまく活用して横川の魅力を守っていきたいという話が上がっていたようです。
横川の方々の深い地元愛を感じる時間でした。
理想の10年後をイラストにしてみよう!
続いて、先ほど考えた理想の10年後を、イラストで表してみよう!というお題。
「なぜイラスト…?」
そう思われる方も多いですよね。
これまでやってきた”考える”という作業は左脳を主に使います。
それに対して、”絵を描く”という作業は右脳を使うのです。
左脳と右脳、同じ脳でも働き方が違います。
左脳で考えていては思いつかなかったようなことも、右脳を使うと自然と思いついたりするのです。
そこで、今度は右脳を使って10年後の横川を考えてみようという意図なのです。
「俺は絵は下手だから…」
「いやいや、私も絵心ないですから…」
と最初は譲り合いがあったものの、どのグループも徐々にワイワイ話しながらイラストが出来上がっていきました。
10年後の横川駅はハイテク技術を活かして防火対策なども整えた「明治36年開業当時の姿を保つ大隅横川駅」にしたい!というイラストや、
駅前商店街で開業する人が増えて、駅から商店替えへ続くイベントができる!というイラスト、
きっと10年後は温暖化が進んで外で遊びづらくなるから公民館をみんなの憩いの場にしよう!というイラスト、
空き家を丸ごとアート作品にしちゃおう!という案まで!
それぞれのグループからのイラスト説明では、皆さん真剣な眼差しで耳を傾けていました。
次回以降のご案内(会場変更あり!)
次回は第5講〜取り組みを考える〜を横川健康温泉センター2階にて開催します!
(公民館から温泉センターに変更になっていますのでご注意ください!)
いよいよ、横川のまちで具体的に動き出す段階に入ります!
本件に関するお問い合わせ先
主催:霧島市役所 企画政策課
〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3丁目45-1
TEL 0995-64-0914
運営:一般社団法人鹿児島天文館総合研究所 Ten-Lab
〒892-0831 鹿児島市船津町 1-11
TEL 080-2785-4563