きりしまSwitch第3期では「霧島未来推進室」と称して、1期生・2期生を対象に令和2年11月~令和3年1月までの3か月間、計4回の講座を開催しました。
横川町を対象地域として開催しましたが、ここでのプロセスや動きを今後、霧島市内各所へ応用していけるよう意識して開催を行いました。
第1講~4講それぞれについて、記録動画とグラフィックレコーディングにて内容を紹介します。
第1講(令和2年11月1日(日))
霧島市全体、そして横川町の現状を人口グラフなど数値を用いて振り返りました。
また、受講者同士が互いに交流を深め、これからの関係性を築くワークショップを開催しました。
第2講(令和2年11月15日(日))
- 「横川町内で地域づくり活動を行っている人/団体および活動」のリストアップ
- 3年後までに実現したいことブレーンストーミング
上記2つをグループに分かれて行いました。
横川町内関係者/活動マップ
3年以内の取り組みブレスト
第3講(令和2年12月13日(日))
2018年に開催した「きりしまSwitch」1期生4名の現在の活動について話を伺い、今後の横川町または霧島市内の地域づくりに生かせることについて考えました。
テーマ①空き家活用×DIY
テーマ②自然活用×子育て
テーマ③いろいろな世代の交流×イベント
第4講(令和3年1月10日(日))
最終講となる第4講では、改めて霧島市の現状と今後市全体で目指す方向性・コンセプトなどを再確認し、横川町の3年後に目標を定めて具体的な取り組みを考えるテーマ別グループディスカッションを行いました。
テーマ①「空き家・空き地活用」
<内容>
・上ノ山公園(市有地)について
(長所)大きい松ぼっくりが落ちている(自然を楽しめる)
見晴らしがよい
(課題)トイレ・水道・電気がない(水とトイレは一般的なキャンプ場では必須条件)
保育園側が保安林のため伐採できない可能性もある
➡
-水道・電気・トイレを必要としないソロキャンパー向けキャンプ場
-ツリーハウス(利益が出始めたら着手)
・大隅横川駅について
-電気と水が使える(電気は市に使用料を払えばできるかも)
-焚火はOKか?
-管理事務所が必要
➡フランピング(グランピングよりもキャンプ寄り。お手軽キャンプ)ができる駅
・空き家活用について
-まずは空き家の実態調査が必要(どこが売買・賃貸可能か、連絡先、条件面を把握)
-集めた情報をマップ化など可視化する
-活用する
リモートワークの場(光回線は整備済み)
データセンターなど土地が必要なIT施設として活用
IT企業サテライトなどの企業誘致
外国人向けシェアハウス・ゲストハウス(空港・温泉など近隣資源活用×空き家活用)
②横川まるごと農園構想
<内容>
・横川駅周りの電車から見える季節の花(SNS映えも狙える)
・猪俣医院で大学生が地域の子どもたちに得意分野を教えるような取り組み
自由研究を完成させる1泊2日の採集ツアーなど
・どんぐり/松ぼっくりでリースづくり&イルミネーション(2021年12月からやる)
・春=桜、夏=カブトムシ・セミ(電車あみ持って降りてくる)、秋=ケヤキ、冬=イルミネーション
・小学生が皆で苗をつくっている
➡お年寄りも手伝いながら季節で花植えを行い、1年後にコンテストするのもあり
ドローンで撮影
➡横川の景観として線路沿いに花を植えたい
➡今あるものを活かす(コスモス・ひまわり)
他は新しく植えながら各シーズンで花を植えて季節と自然を満喫できるまち
テーマ③情報発信
<内容>
目標:3年後に知らない人に興味を持ってもらう
いままでの当たり前をなくす
➡
・四季の魅力を写真で発信
・SNS活用(大隅横川駅アカウント:インスタ・FB更新)
→検索されるための工夫をどうするか?
・水のきれいさ→蛍の生息地をPR
・ターゲットの設定が大事
・天然素材の石鹸づくりなど、環境に良いコンテンツづくり、イメージ作りを行う(川をきれいにすると海がきれいになる)
・横川の今と昔の風景写真を集める。昔と同じアングルで撮る
・天降川上流の強みを生かす
・いま、ここで行われていることのリアルタイムの発信方法
・今後、人の流れが変わる要素がある。そこに対して何ができるか?
→地域の中での居場所づくり
-kitoのような場(HUB)、そこをサポートできる人を増やす
・写真を撮りに来る人を増やすための情報発信・イメージ作り(フォトコンテストなど)
・店の場所、営業時間がわかるようにしたい