きりしまswitchとは?
地域の皆さんと霧島市役所の職員、地域の企業や団体の方々が力を合わせて、霧島の今を見つめ直し、これからの霧島を形作るための一歩を踏み出そう!というプログラムです。
たとえば、
子育てをするお母さんやお父さんの笑顔が増える最初の一歩
積年の課題である交通渋滞を解消するための最初の一歩
中山間地域と中心市街地が連携するための最初の一歩
霧島市がよりよい未来に進むためのスイッチを一緒に探していきます。
まちおもいWeekendとは?
「きりしまswitch」の第1弾の企画として、月に1度、まちを想う仲間と集い、地域と向き合い実践する講座のことです。
「何かに挑戦したいけど、最初の一歩が踏み出せない」
「まちの未来をより良いものにするために、できることから始めたい」
「今、挑戦していることについて、もっと多くの人とチャレンジしたい」
そんな まちを想う地域の皆さんと共に、地域の課題を見つめ、町の資源を探し、自分のやりたいことの整理を通じて「まちの未来をつくる」小さな企画にチャレンジしていきます。
第1講の様子
「きりしまswitch まちおもいWeekend!」は7月29日(日)に開講し主に霧島市在住の計26名の受講生が集まりました。
若い世代を中心に幅広い年代の方が来ています。
ファシリテーターは、『ながやん』こと、永山 由高さん(一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Labの理事長)です。
紙に書いたものを貼り出すので、メモに気を取られることなく集中して話を聞くことができ、欠席しても後から内容を追えるようになっています。
受講生の皆さんは、霧島市に住んでいる方ばかりですが、初めて会う方も多いので緊張している様でした。
少し体を動かして、本編に入る前に緊張をほぐす簡単なゲームを行います。
・のび運動
・指体操
・じゃんけん電車
じゃんけん電車とは、2人組を作り自己紹介をした後にじゃんけんをして、負けたら勝った人の後ろにまわります。最終的に勝ち残った方が、今日一番の強運の持ち主です。
今日、一番 運の良かった人は、、、
永山課長でした!
永山課長「主催者が勝って、すみません!笑」
ひと盛り上がりしたところで、本編に入っていきます。
インプット①
講師はファシリテーターを務める、Ten-Labの理事長 永山 由高が行います。
講演内容は、地域づくりに関する基本的な考え方や、人口減少社会の中で、なぜ地域づくりが必要とされているのか、人口論や事例をもとに話を伺いました。
世界がこれまでに経験したことのない人口動態に入ることで
・労働力の確保が今まで以上に厳しくなる
・税収が減り、行政の関与に限界がくる
以上のことが考えられ、霧島市の人口も20年で約1万人減ってしまいます。
このことから、全てのことを行政だけに頼るのではなく、自分たちでできることは自分たちで進め、行政をうまく頼りながら、地域全体がまちを作って行くことが重要になってくることが分かります。
そして、闇雲にできることを進めていくのではなく、「できること」「やりたいこと」「求められていること」の3つが重なるところを意識することも大事だと知りました。そうすることで、小さく始まったプロジェクトも、いろんな人を巻き込みながら大きく育てていくことができます。まちにとって本当に必要なものが継続されていくのです。
また、個人にとっても良い循環が生まれます。
① やりたいこと、できることが増える
↓
② 地域の中で求められる人材になる
↓
③ 居場所と役割が生まれる
↓
① に戻る
自分の好きなことや得意なことから始まっても、求められていることが何かを考え、まちとの関わりを向きあいながら進めることが、まちおもいの第1歩なのだと感じました。
グループワーク① チームビルディングゲーム
話を聞いた後は、チームビルディングゲームを行い、チームで進めて行く上で必要なことは何かを考えました。
30枚のA4用紙を使って、高い塔を作る。というゲームです。
紙を全部使い切り、高い塔を建てることができたり、
途中で崩れ、時間切れとなってしまったチームもありました。
最後に自分のチームに点数をつけてもらったところ、
「高い塔は建てなかったけど、自分のチームは良かった!120点!」
と、下位のチームほど点数が高いことが印象的でした。
結果も大事だが、同じくらいその過程を楽しめたかも重要であることが、このゲームを通して気づくことができました。
グループワーク② 人生グラフ
続いて、先ほどゲームで仲が深まったグループ内の受講生と、お互いを深く知り合う時間をとりました。
これまでの人生を振り返り、どんな印象的なことがあったのか、自分がどんな選択をしてきたのか、話していただきました。
ここにどんな受講生がいるのか、充分に知ることができましたし、普段話さないようなことを話したことで、いつの間にか、友人以上に知り合えており、その後も声をかけやすくなりました。
以上で第1講は終了です。
お昼休憩をとって、午後の部に入ります 。
(この日のみ、午前の部がありました。次回以降は午後のみです。)