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きりしまSwitch「横川未来研究室」第1講〜お互いを知り合う〜開催しました!

令和元年8月1日(木)、横川公民館にて『きりしまSwitch 横川未来研究室』第1講を開催しました。

 

当日は横川にお住いの方・横川以外からいらっしゃった方、合わせて約40名の方々にご参加いただきました。(ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!)

 

若手の方から長年横川で活動されている方まで、性別問わずたくさんの方々と一緒にまちづくりの手法や技術について学び、横川への想いを語り合うことのできた良い場となりました。

 

当日の様子を詳しくご紹介します。

 

 


きりしまSwitch横川未来研究室 とは?

きりしまswitchとは、地域の皆さんと霧島市役所の職員、地域の企業や団体の方々が力を合わせて、まちの今を見つめ直し、これからのより良いまちや霧島をつくるために一歩を踏み出そう!という霧島市主催のプログラムです。

 

昨年発足し、多くの霧島市民の皆さまご参加のもと、昨年度は霧島市役所近辺で開催いたしました。(詳細につきましては、これまでの開催レポートをご覧ください。)

 

第2期となる今年度は「より地域に密着して活動したい」という想いから、横川地区を舞台に『横川未来研究室』という名称で開催することとなりました。

 

8月〜3月までの8ヶ月間、月に1度、横川を想う仲間と集い、まちの課題を見つめ、自分のやりたいことを整理しながら、まちの資源を生かした「横川の未来をつくる」小さな企画を立案し、実際にチャレンジします。

 

『横川未来研究室』の8ヶ月間を通して、どのような活動が生まれるのでしょうか?

 

横川の皆さまが主役の本プログラム、今後の展開がとても楽しみです。


当日の様子

81日(木)19時、横川公民館にて第1講〜お互いを知り合う〜を開催しました。

当日は横川にお住いの方やゆかりのある方など、約40名が横川公民館に集いました。

会場は始まる前から和気藹々とした和やかな雰囲気。

 

霧島市企画課の永山課長の挨拶のあと、講座が始まりました。

 

まずはTen-Lab代表の永山から、プログラム全体と本日の目的、そして3つのルールを共有。

 

<会場の皆さんへお願い:3つのルール>

  1. 積極参加(反応3割り増し)
  2. 前向き参加(やわらか発言)
  3. 入退室自由(お茶お菓子もどうぞ!)

 

本プログラムでは、毎回このようなルールをお願いしています!

この場を皆さんが楽しみ、そしてそれぞれにとって価値のある場にするためのルールです。

 

まず1つ目が「積極参加」。相手が話していることに「うんうん!」と反応を返しながら耳を傾けること。

普段よりも3割り増し、「少し大げさかな?」くらいの反応を返すことで、対話が進み、活発な意見交換やアイデアが生まれやすくなります。

 

2つ目に「前向き参加」。講座の中で頻繁に意見交換を行うのですが、その中できっと「それは難しいでしょ」と感じる場面も出てきます。

そんな時、「無理に決まってるがね!」ではなく「それはちょっと難しいんじゃないかな??」と出来るだけ柔らかく発言してみる。

それだけで話し合いがスムーズに進むことも多いのです。

 

そして最後は「入退室自由」。途中のお手洗いや電話はもちろん、小腹が空いた時にはお飲物お菓子コーナーも設置しています。それぞれが心地よさを感じながら参加していただければ幸いです。

 

本プログラムでは全9回の開催を通して、これからの横川のまちづくりに活かせる手法や考え方を学び、小さな企画をつくって実践したり、参加者以外の横川の方々へ向けて活動報告を行いながら、一緒にまちの未来をつくる仲間づくりを行います。

 

その第1講目として、今回はまちの現状と他地域の事例を学びながら、参加者同士がお互いを深く知ることを目的として開催しました。

 


じゃんけんで永山に勝つ手を出す簡単なアイスブレイク。

永山がパーの時はチョキを出す。グーの時はパーを出す。ごく単純なゲームですが、スピードが上がるとだんだん難しくなるのです…しまいには何故か負ける手を出しちゃうというドツボにはまる方が続出!


続いては近くの方とグループを作って自己紹介を行いました。

普段からよく顔を合わせる間柄でも、改めて自己紹介をしてみると意外な一面を発見したり!

会場は大盛り上がりです。中には「小中のPTAぶりに再会しました!」という方々も。


まちの現状についてのレクチャー。日本の人口減少の話から、鹿児島県全体の場合へと話が進みます。

 

2035年、日本の総人口は1975年と同じくらいまで減ると予測されています。

 

ところが鹿児島県単体で見ると、2035年には1920年代の人口まで減るという衝撃のデータが出ているのです。

あと15年で、全国平均を追い越して100年前と同じ人口になってしまう…

鹿児島、そして現在約3,900名が暮らす横川地区の深刻な現状を実感するデータです。


そんな急激な過疎化に向けて、鹿児島県内のさまざまな地域が動き始めています。

 

写真は薩摩川内市甑島の事例。島の経済を活性化するために、使われなくなった大漁旗をおしゃれな前掛けに商品化して、県内外で販売しています。13,600円ですが、都市圏ではそれ以上の値段がつくことも!

 

他にも火山灰撤去をスポーツイベント化した垂水市海潟(かいがた)地区の『スポーツ灰取り スポ灰!』、日置市湯之元温泉でのエアギター全国大会誘致など、まちの資源や特徴を活かしたまちづくりの事例を学びました。    


本プログラムでは毎回、このようにグループで話す時間をたくさん設けています。

学びのインプットだけでなく、それを受けて感じたことやアイデアをアウトプットすることで学びを深め、実際に一歩踏み出せる企画づくりに活かします。


その後もグループワークを交えながら、まちづくり活動を進める上でのポイントやファシリテーション技法などを学びました。


たくさんの方々と交流しながら、気づけばもう終了の時間。

 

 

横川の皆さんの“まちへの想い”を感じる会になりました。

 

 

事後アンケートでも、

「今回の学びを横川の活性化に活かしていきたい。次回も楽しみ」

「まちづくりだけでなく普段の仕事にも活かせる学びが多く、有意義な時間だった」

というお声をたくさんいただきました。

 

今回は第1講ということでインプットの多い内容でしたが、今後だんだんと具体的な企画やアイデアを考えるアウトプットが多めになっていきます。

 

これからどんなアクションが巻き起こるのか、とても楽しみですね!


次回以降のご案内

※ご参加のお申し込みは締め切らせていただきましたが、一部、一般の皆さまにもご参加いただける会がございます。

日程が近づきましたら改めてご案内させていただきます。


本件に関するお問い合わせ先

主催:霧島市役所 企画政策課

  〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3丁目45-1

  TEL 0995-64-0914

 

運営:一般社団法人鹿児島天文館総合研究所 Ten-Lab

  〒892-0831 鹿児島市船津町 1-11

  TEL 080-2785-4563